近況報告

越生通信ー3月

 ■オリンピック選手を通して与えられた感動

四年に一度の平昌オリンピックが開催される中、韓国と北朝鮮の二人の代表選が統一旗をもって入場したシーンは、平和な世界がこれからもずっと続くようにと祈りました。

スケートの、羽生結弦選手の金メダルは、66年ぶりの2連覇であり、一時は右足の怪我のために、選手生活を危ぶまれなければいけないのかと考えたこともあった中、彼の頑張りは、見る人一人一人に感動を与えた。また、宇野昌磨選手は、決勝戦の時に上を目指して気負いすぎたか、一回目のジャンプはしりもちをつき、失敗した後でも、「頑張ろうとし、笑いがこみあげてきた」と言って、自分をコントロールして、その後からは自分の滑りができたという切り替えは、見事なものであった。スピードスケート500メートルの、小平奈緒選手のスケートに取り組む姿の影には、人知れぬ練習があり、気圧が高く記録が出にくい低地のリンクで、史上初の36秒台の記録を出し、金メダルを獲得した。進化の道のりは、恩師、結城匡啓コーチとの「出会い」であった。日本よりも進んでいるオランダで、練習拠点を持ち、小平は知識も自力で吸収し、2年間そこで努力し自立心が育った。彼女の原点を見ると、父、安彦さんと試行錯誤を繰り返した練習がある。スケートは素人の父であったが、幼い奈緒さんにトップ選手の映像を見せたりして、父親が持っている知識に、言われるままに取り組んでいた彼女がいた。スケートは重心をどこにかけるかのコツをつかむため、一本高場下駄とチーターの姿勢から自分の姿勢が生みだされた。オリンピック選手の影には、そんな素晴らしい練習が隠されているのだ。小平選手は表彰台に立って、メダルを手にして、「本当に一人では越えられない壁があって、この金メダルがある」と言っていた。小平選手だけでなく多くの選手の影には、多くの支えがあり、その姿があることであろう。

教会での思い出

 「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる」(ヨハネ11・25)。

M・E

イースターこの日は、死の闇から新しい太陽、光としてキリストが復活なさったというイメージから、「光の祭」と呼ばれることもあった。私が小学生の時のことを、いつもイースターになると、思い出します。イースター前日、卵を食紅で染める前に、ゆで卵の熱いうちに、クレヨンでひよこや、ユリの花を描いた。聖句とカードを袋に入れて準備する時は、気がつくと自分の手も食紅で赤・緑・黄色と染まっていた。

イースター当日、教会から5分位歩いたところにある小高い浅間山に、みんなで登り大人も子どもも一緒になって守った礼拝は、朝日を前方から浴び、小鳥のさえずりや、草木のほのかな香りに包まれて、イースターの日の祝福を共に頂き、喜ぶことができた。礼拝の説教が終わり一番の楽しみは、近くに隠されたイースターの卵を夢中で探したことは、今でも懐かしい思い出である。イースターの時の卵作りは、イースターの卵を作る楽しさ、そして、もらう楽しさを知った日から、今でもこうして続いている。固い殻を破って卵の中からひよこが新しい命として生まれ出ることは、キリストの復活はただの甦りと言うだけではなく、新しい人生と世界の方向づけと言う意味を持つという点から特別の意味を含んでいるのである。今年も卵作りに頑張ろう!

イースターエックとウサギのお面
色とりどりのイースターエッグ

 

 

 

 

 

 

手紙に励まされたこと

朴憲郁教授は、2018年をもって東京神学大学教授としての定年を迎えられた。そこで、これまで先生のもとで薫陶を受け、修士論文を提出した者たちが、感謝の表明として、先生に献呈論文集を送ることになりました。そこで微力ながら、私も、「36年間幼児教育に取り組んだこと」を通して、主題のテーマ「キリスト教教育理論と実践」に沿い、執筆しました。

2月9日、東京神学大学で、朴憲郁教授の最終講義ならびに名誉学位・名誉称号授与式へ出席し共にお祝いをしました。そして、お祝いの席で、献呈論文集を朴教授に差し上げました。

その本のタイトルは、「恵みによって生きる人間形成」≪朴憲郁先生献呈論文集≫日本キリスト教団出版局、(定価2600円+税)

私も普段お世話になっている方々に、お礼の気持ちで、この本を差しあげた中で、次のようなお手紙を頂いた。一例を下記に記します。

「神学大恩師朴先生の献呈論文集、実に立派な編集で敬意を表します。理論と実践をとおして社会に貢献しておられる先生方の日常活動が目に浮かびます。特に、36年にわたる幼児教育と教会主任の経験豊富な江田先生の分かりやすい文章に感銘いたしました。人間形成にかかわる命の大切さは、教育の基本で生きる力の育成と生かされることへの感謝があります。子どもも親も共に育つ場があってこそ本物の教育が実践されると考えます。感謝の念で誕生した記念すべき論文集を拝読し、修士論文と深く関わりながら社会へ貢献される先生方の神に支えられた生き方を改めて再認識したしました。(K・H)

私は、このK・H先生のお手紙を頂いた時、教会形成の難しさに悩んでいました。しかし、この手紙を頂き、元気をもらい、しっかりと前を向いて励んでいける力を頂きました。感謝!

十字架にかけられたイエスと犯罪人
佐藤 彰子